2017/6/3
お菓子を作りながら考えたこと 03/06/17
先日から、少し悩んでいました。
友人と話す中で自分の仕事に対する思いを
一方的に語っていると
「いいものを届けたいって言うけど、あなたにとって良いものが
相手にとって良いものとは限らないよ」
と教えてくれました。
これには堪えました。
理想ばかり語っているけど
自分の仕事はひとりよがりになってはいないか?
自分は誰の方を向いて仕事をしているのか?
将来のことも不安だらけで
いろんなことに悩みます。
自分を肯定してみたり、否定してみたり。
想いを巡らせ、何度も問いかけますが
堂々巡りで逡巡します。
はっきりとした答えも出ず、悶々として日々を送っていましたが
昨日、庭の杏を見たときにふと思いました。
花が咲き、実をつけ始めた時に摘果した枝は
大きな実をつけ、手が届かないからと無精をして
何もしなかったところは小さな実になっていました。
こうやって手をかけた分だけ、
はっきり結果として現れるのだから
私も今までと同じように
仕事と生活を分けないで
矜持を持って仕事をし
自分に言い訳しないで
誰かの一助となれるよう
丁寧に日々を積み重ねる中で
きっと共感してくださる方や
それを楽しみに求めてくださる方と繋がれるんじゃないか、
何も変わらないからと諦めるのではなくて
自分が心地よいと思えるところを目指して
過去から学び、より良い未来を模索する。
それしかないんじゃないのかなと。
事業ですからしっかりと利益も
出さなければなりませんが
何よりも大切なのは
仕事や暮らし、日々の営みを通して次の世代に
ものづくりであったり
事の本質を繋いでいくことが
今を生きる私の務めだと改めて確認した
七年目の初日です。