ガトー・ア・ラ・ブロッシュ

バスク地方、ピレネーの山奥で作られている伝統菓子です。
直訳すると『串に刺したお菓子』という意味で
生地は小麦粉、砂糖、バター、卵をほぼ同量で作ったシンプルなお菓子です。
かつては家庭の暖炉に円錐形の型をつけた棒をかざして
少しずつ生地をつけて回しながら焼いていたそうです。

100年以上昔の作り方をもとにフランスで作ってもらった芯棒を使って
山陰の木から作る薪の炎で1本ずつ手作業で焼き上げます。
薪で焼き上げると火の当たりにムラがあるため、
表面はデコボコとして岩山やもみの木を思わせる形状に焼き上がります。
切るとバームクーヘンに似て年輪のような断面があらわれ、
表面はカリッとし、中はところにより少ししっとりしています。

食感の変化とほのかに香る燻された風味を楽しめる
昔ながらの素朴なお菓子です。

製造に大変な手間隙を要するので品切れになることも多い商品です。
お求めの際は事前にお問い合わせいただけますと幸いです。

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ガトー・ア・ラ・ブロッシュ

焼き上がった重さにより価格が異なります。ホールで大体1400円~2500円前後になります。